Traveling Diary -Immigration refusal at Perth airport-

2012年3月2日

パースの空港にてまさかの入国拒否!?

初体験、それは入国拒否。
楽器もりもりてんこ盛り。 今考えればそりゃ止められるよって思う。

バリ島からパースの空港に飛んだんだけど、だって楽器安いんだもん。
そりゃ買うよ。

ジャンベに竹ガムラン。

それに以前からもってるギターにディジュ。なにより目立った。目立っちゃいけない時に目立った。

もう洗いざらい荷物調べられたね。
本当に容赦ない。
そんで去年使ってた手帳がでてきて、それ見られた時「あっ 終わった。」って心がつぶやいたさ。バスキングの記録つけてたから。そんで荷物調べられて、もうこの時点でかなり怪しい人。

それから別室に連れてかれて、移民局の人から尋問を受けたんだけど、(レコーダーで会話は全てとられている)

そんで脅すんだよ。うそついたら、10年の禁固刑または1000万円の罰金とかなんとかって。

「そりゃ 言うよ 洗いざらい正直に言うよ。」

そんな金無いし。 10年も刑務所にはいってたまるか!

「そんでパースのどこで演奏してたんだこのやろう
とか、一回いくらぐらい稼ぐんだこのやろう
とか、週何回バスキングしたてんだこのやろう」
とか、質問の嵐。

そんで俺もう全部容疑認めまくってたから、尋問の人(おばちゃん)書類作成に勤しんでいた。

これがあの、書類送検ってやつかって思った。

なんていうかこっちは夜中飛行機に乗ってきて、朝の4時半ごろに空港に到着した。
そんで眠いの疲れてるので、とにかくもう早く終わらせてくれっていうのが正直なところだ。

そんでこの日彼女がロットネス島から、パースにわざわざ僕に会いに(2ヶ月ぶりの再会)だったから、まずいと思って、尋問のおばちゃんから電話かりて、電話したら、電話でないの。

うそだろって思ってそんなタイミング!?

もう一回電話したらやっとでて、事実を伝えたら、驚いてたね。うんそりゃ驚くよね。 そんで尋問のおばちゃんに彼女と再会したいんだけど出来るってきいたら、答えはイエス。

そんでこれから留置所に移動するから、場所と、留置所の電話番号を彼女に伝えたさ。

そんで空港でおばちゃんが書類作ったりなんやかんやしてるうちに2時間ぐらい暇して。

留置所に移動(この時点で拘束されている)
もう一人入国拒否された、マレーシアからきたおっさんと、移民局の人と車で仲良く移動。

空港から留置所に移動される。
留置所と聞くとなんか刑務所の兄弟かなんかと思っていたが、意外ときれいでバックパッカーににかなり近いと思った。

そんで指紋両手撮られて顔写真撮られて書類にサインしてもう気分は、犯罪者。

でも人はすげーフレンドリーでいいんだよ。さすがオーストラリアって思ったね。

そんで昼飯、腹減ってたしめちゃうまい!食いまくったね。
ここぞとばかりに食いまくったね。
黄色いご飯に魚になんかスープ系のなんかに、サラダにジュースにヨーグルト。
正直飯はびっくりした。うまい!

「あっ別に飯を食いに来たわけじゃないよ!」

そんで飯のあとまた、なんか書類にサインしたりしなっかったり、1日にこんなにサインするの人生で初じゃないかな。

そんでそんなこんなで時計は午後3時彼女は2時頃に来るって誰かが言ってたけど、まだ来なくて焦る。

そんでやることなくて退屈でボクシングのサンドバックがあったから、叩いてたら、キム(彼女)が着たとのこと。もう上がったね。気分は最高!

そして約2ヶ月ぶりの再会!感動のハグ!
ここはもう大分感動の場面だね。無事再会を果たしたのだ!
(泣きそう)

彼女は寿司とチョコレートと、オレンジジュースを持ってきてくれたよ。なんと優しい。

そんでなんやかんや話してちょうど1時間、(ちゃんと係りの人が時間計ってる。)
彼女は去って行った。

そんでまた暇だから、サンドバック叩いていると、今度は友人との面会とのこと、「誰だ誰だ」と思ってわくわくしてたら、アレックスだ!(トラックの運ちゃん)アレックスとは以前パースにいた時からのなかで、すげぇいい人なのさ。

でもアレックスは病気で体重約15キロ2ヶ月前より減ってて、俺これはホンとに泣きそうになったね。衝撃だよ。
まぁ彼は以前より元気だって言ってるんだけど。

僕もアレックスも2ヶ月でかなり見た目変わって(僕は日焼け)でなんか不思議だったなぁ。

そんで面会終わって夕飯、なんか食ってばっかで夕飯はあまり食えんかった。

そんでベッドで横になってるとグランドのほうからドコドコジャンベの音、が聞こえてきてわくわくして行って見る。

すると他の留置所の人がやってて、なんとこれから小野外ライブとのこと、それだから参加さしてもっらて、でも僕の楽器は全部移民局のひとに取り上げられてるから、仕方なくゴミ箱叩いてたら、冷静に汚いってつっこまれて、(中東の人に)。
そしたらなんかマラカスとか楽器の棒かしてくれてみんなでジャミングしたよ。

留置所で。 なんかすげぇ楽しかった。

僕は今日着たばかりの新米なのにみんないいやつで、なんていうか自然に輪に入れたんだよ。
この時やっぱ音楽ってすげぇって思った。

「うん音楽はすげぇ。」

留置所だろうが場所を選ばない。言葉を越える国境を越えるそのとうり!

そして音楽の先生って人が来て、アンプつないでギターやって、後バイオリンのオネエちゃんが来てピアノは留置所のお兄ちゃんが弾いてパーカッションも留置場のお兄ちゃんが叩いて。

そんでこのギター先生がなんかギター弾けないの?
みたいに聞いてきたから。

日本ですげぇ有名な曲って紹介して、「上を向いて歩こう」を歌ったよ。

今思うと留置場っぽい選曲かなって思うよ。
そんで最近歌ってなかったからあまり声でなかったけど、それでも「ブラボー」っていって拍手してくれたんだから、うれしいよ。やっぱ世界の坂本九だな。

そんでその後英語の曲歌え。って言われたからボブディランの「風にふかれて」歌って、これはちょっと微妙だったかも。

そんでブルースギター弾いて、ギター先生が歌って、バイオリンねぇちゃんにそろ弾いてもらって、留置所の兄ちゃんピアノでブルース音階探してたけど結局見つからなかった。

まぁでもすげー楽しかったし、なかなかない体験が出来たと思う。
1日がめっちゃめっちゃ濃すぎた。泣いて笑って。

でももう留置所拘束人生はごめんだ。

バリ島にて

Leave a reply

You may use these HTML tags and attributes: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>