Traveling Diary -Blues in AUS-

2008年10月22日(ケアンズ近郊にて)

バスでブリズベンまで北上そこでバスでの移動の退屈さにあわれ、ヒッチハイクに切り替えることに。そして乗せてもらった、地元の方々に季節労働の熱い町を教えてもらい、2ヶ月間チルダーズという小さな町で貯蓄。

お金も貯まったことだし、100の夢の1つグレートバリアリーフでスキュバーダイビングを叶えるためケアンズへ、思いの他波の揺れが激しく、酔い止めの薬を飲んだにもかかわらず、過去24年間の1日に吐いたゲロ記録を樹立。
確か往復で5~6回は吐いた。

そこからまた、季節労働の熱い町を探しに南下しヒッチすること、ギターを持って歩いていたら、全身のいたる所に刺青の入った危なそうな男によびとめられ、同乗する。年齢はおそらく50歳ぐらいであろう。

オーストラリアのマフィアかと思い正直やばい、殺られると、思ったが、どうやら俺にギターを披露したい様である。
それで彼の家に行き早速演奏してもらう。

「やばいめっちゃいいブルースを弾くではないか。
昔からのブルースのスタイルでアコギを指で奏でるものだ。」
去年か一昨年わざわざブルースギターの師を探しに、シカゴ、ニューオリンズまで行ったのにそこでは、見つけることができず、まさかこのタイミングで出会うとは
しかもどうやら庭仕事をする代わりにブルースギターを教えてくれるとのこと、これは願ってもないチャンスである。そんな流れで弟子入り成功!

その間3週間1日10時間以上はギターに触れていた。
まさにギター生活である。

朝起きるそしてギター 朝食、ギター 昼飯、ギター 庭仕事、ギター 夕飯、ギターシャワー、ギター 寝る こんな感じである。

しかし!話しをよくよく聞いてみると住んでた家はデイビッド(俺の 師)の物ではなくて師はただのジゴロで、いっしょにすんでいたマーガレット(女主人)の物らしい。

初は勝手に奥さんだと思っていたが、そうではないようだ。

しかもこのデイビッド色んなものを拾ってくる習性があるようで家で飼ってたアイボ(猫)も拾ってきたみたいである。どうやら俺もそのうちの1つらしい。

そして約3週間にしてデイビッドも俺もマーガレットに追い出されるはめに、そりゃそうだ、毎日ギターしか弾いてなくて。庭仕事も結局たいしてなかったんだから、1日30分程度。それで夕飯まで作ってもらって、そりゃ無理だわ~ってことで、一時、師と別れを告げ季節労働で金貯めたら戻って来ると約束。次再開するときは日本人の俺とオージーのデイビッドでブルースユニオンバンドを創ろうってことで盛り上がる。
そして2日かけてヒッチで400キロ南下しエアーという季節労働の熱い町へ行き仕事再開ズッキーニの収穫やメロンの種まきや収穫で仕事があったり無かったりと、時期やタイミングによってで、結局お金を貯めるのに、約2ヶ月もかかった。

その間毎日ギターには触っていたのだが、前みたいにアホみたいには弾けない。相部屋だから、夜は’爆音で弾けないし、そんなこんなで師との再会を夢見て、2ヶ月後師の住む町へヒッチで戻る。

連絡先や住所も知らんから「行けばあえるっしょ」的な楽観思考で試みる。
町に到着し、重たいバックとギターを持ち町の中心を目指し歩くこと1分、なんと向こうから車にのって師がやってくるではないか!?

この瞬間自分の運命に勝利したのを実感した。

いくら小さな町でもまさか1分たらずで会えるだなんて。

そんな感じでまたギター生活中の最近の俺である。たまに弾きすぎで気が狂いそうにもなる。

Leave a reply

You may use these HTML tags and attributes: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>